年中行事 |アメリカの教育

2012-05-19更新

年中行事

日本人になじみの少ない行事について、以下にあげてみます。(1)イースター(Easter)-キリストの復活を祝うお祭りで、毎年同じ日ではありません。春分のあとの満月の次の日曜日と定められています。
学校はこのとき1週間ほど休みとなり、イースターバケーションと呼ばれます。復活祭であるとともに春が来た喜びの祭りでもあって、人びとは春の衣装を新調し、カードを送り合います。子供らも洋服と靴を新しくしてもらえるので、クリスマスの次にうれしいときです。イースターバニー(兎)がこのお祭りのシンボルで、バニーのぬいぐるみやチョコレートが贈り物として行き交います。またイースターエッグといって、ゆで卵をとりどりの色に染めて、子供は卵探しの行事に興じます。ニューヨークのイースターパレードは有名です。パレードといっても特別の出しものがあるのではなく、人びとが春の喜びに装ったり、イースターハットという花飾りのたくさんついたIll闇子をかぶったりして、五番街のそぞろ歩きを楽しむことをいいます。長い厳しい冬から解放された人びとの、喜びがあふれているパレードです。(2)ハロウィーン(日alloween)10月31日に行なわれる子供の年中行事です。もともとはAll日allowsEveと呼ばれた聖者の日で、ローマン人、古代プリトン人はこの日を祝いました。こうしたものにアイルランドとスコットランドの迷信が組み合わされ、子供が脆女とか幽雛とかの扮装をして、大人を驚かす日になりました。次第にその仮装は本来の迷信上のものから離れて、その日の午後から夜まで近燐の家を仮装で歩きまわり、お菓子などをもらう日となりました。親が丹粘こめて衣装を縫うものもあり、その日1日限りの使用に耐え得る程度のものをファイブ&テンストアー(five-and-tenstore.安物雑貨店)で買うこともできます。大きい袋を持って"Trickortreat!"といって袋を差し出し、なかにお菓子などを入れてもらいます。家々では、キャンディ、チョコレート、ガムなど、子供らにあげるものをたくさん用意しておきます。1週間ほど前から家の戸口や窓ガラスに飾りつけをします。秋の収種物である大きいかぼちゃ(pumpkin)をくりぬき、顔を作ってなかにロウソクを立て、魔よけとして戸口に置きます。骸骨や臓女、黒猫、鬼などの形が窓ガラスやドアに貼られます。アイルランドの迷信によると、死人は魔女、鬼、幽溌、黒猫となってこの夜地球に戻るといわれ、スコットランドでは魔女が一夜、人びとのベッドで泊まり、黒猫を伴って、ほうきに乗って煙突から空に飛び立っていくといわれます。麻薬に燕された般近のアメリ力では、麻薬を入れたものが子供に渡される恐れありとして、小さい子供は親が付き添ってまわるようにいわれます。楽しい行那も童心を傷つけるようになりました。(3)感謝祭(T日anksgiving)11月の第4木:BSiI、収穫に対する感謝のRで、102人の清教徒力噺大陸に渡ってきた昔をしのびます。遠くに住む親子や兄弟もひとつ家に集まって祝うのは、クリスマスが核地位の家庭でそれぞれ祝うのと対照的です。ちょうど日本人が正月、実家に集うのと似た感じです。感謝祭には決まったご馳走があります°七面鳥とそれにつけるクランベリーソース(クランベリーを煮た甘酸っぱいジャム)にヤム(yam)です。ヤムはさつま芋の1種ですが、オレンジ色をしており、柔らかく甘みの強いお芋です。オーブンで焼いたり、甘く煮つけたり、パイにしたりします。その他、コーンとかワイルドライスもよくお祝いの食卓の1品となります。七面鳥のおなかに詰めるスタッフィングは、各家工夫をこらした毎年お決まりのものがあります。(4)クリスマス(C日ristmas)12月24日がクリスマスイブで、教会のミサから真夜中に帰った子供たちは、明日の朝どんなプレゼントが並んでいるかと胸ときめかせてベッドに入ります。クリスマスの飾りつけが12月初旬に始まり、中旬すぎにプレゼントやカードが届きだします。この節の風潮としては、サンクスギビングが終わると飾りつけ、カードは12月に入ると届く、というように早くなってきました。カードは、日本のお正月のように元旦を境にドサッと届くのではありません。さて、室内はもちろんクリスマスツリーを飾り、次々と届くプレゼントを木の下にクリスマス当日まで並べておきます。その他、家族それぞれの名前入りの赤い靴下をデコレーションにしたり、ドアには日本のお飾りにあたるものをつけます。たくさんのカードを、室内にどのようにアレンジして飾るかも毎年の楽しみのひとつです。外まわりには点滅ライトをつけたり、キリスト生誕の殻き物を置いたり、屋根の上にトナカイとサンタのそりを配したり、それぞれ工夫をこらした美しいデコレーションにします。このころの住宅街を夜、車でひと回りするのは楽しいものです。ニューヨークではロックフェラーセンターの飾りつけとパークアベニューが有名です。町はこのように視覚的にはクリスマスの感じが出て、買物客の人出もたいへんなものですが、日本のようにお祭り騒ぎでレコードを流すような騒がしさはありません。1年に1度の贈答シーズンで、そのお金のいることはたいへんなものです。ボーナスのないアメリカ社会では、1年の計をたててクリスマス用の貯金をするほどです。子供らも先生や友達にカードをあげ、親のなかには幼稚園の先生や学校の先生にプレゼントを持たせる人もいます。見栄をはらないのがアメリカ人で、このような贈り物でもささやかなものを持たせます。贈り物を受けたことに負担を感じないようなもの、手作りのものが喜ばれます。日本人の生徒が大勢いる地域の先生の話では、日本人のプレゼントは、しばしば高価すぎて仰天するとのことです。保存のきくクッキーやケーキを子供に手伝わせて作ったものに、"I日elpedmymot日ermaket日is."(お母さんを手伝って作りました)というようなカードを添えてあげれば十分なのです。感謝の気持ちを表わすのに謙虚で見栄をはらないアメリカ人の態度を、こんなときに日本のお母様方も学んでください。子供らも計画をたててためたお金で、親や兄弟、親友にプレゼントをします。Eveには外に出かけることなく、家族で静かに夕食をとります。